少し私の自己紹介が必要かも知れませんね。
「サヤームエラワンの店主・塚本晃弘(つかもとあきひろ)」だけでは、わざわざここに書く意味はありません。
私とタイの最初の出会いは20歳の時(1992年)に遡ります。当時在学していた大学のゼミ旅行でタイに行くことになったのが、最初のタイ、初の海外旅行でした。研究?と称して遺跡を巡り、タマサート大学日本語学科生との交流、屋台の散策なんかをしてきました。
そこで感じたものは?「・・・」言葉にならない衝撃というか、自分を変えられそうな予感というか、とにかく、今まで自分を縛っていたものが解けていく解放感みたいなものでした。
どいうことかって?少しだけ、私の自己分析にお付き合いください。
私の家は、明治時代より続く「燃料商(薪炭店を経て、灯油やLPガスを扱う会社に)」を営んできました。私はそこの4代目。幼少時に父母が離婚したために、父と祖父母に育てられました。周囲の目線や期待もあり、いわゆる「よい子、できる子」としての真面目路線。生徒会長なんかもこなす、生真面目でカチカチの性格になっていました。でも、自分では気づいてなかったんですねー。「かなり自分を追い詰めていた」ことに。
そんな人間が「タイ=自由の国」を知ってしまったんです。20年も前のバンコクは今とはだいぶ違うかもしれませんが、衛生環境マイペンライ、交通ルールもマイペンライ、接客態度もマイペンライ。「問題ないよ。大丈夫!」みたいな意味で使われることが多いこの「マイペンライ」は、「こうしないと!こうでないと!~すべき!」と考えがちな私を、一気に緩めてしまいました。(誤解しないでください。タイ人がルーズでだらしないと言っているのではありません。)
以後、タイという国に「ハマって」しまい、癒され続けているのです。縁あって2000年に「ノイさん」と国際結婚。タイ人のものの考え方に触れるにつれ、「マイペンライ」の深遠な意味、ある種の「厳格さ」に裏打ちされてこその寛容精神、などに気づかされてきました。冗談ではなく、もしタイという国に出会っていなかったら、ノイに出会っていなかったら、私はもっと、自分を追い詰めて生きていたかもしれません。
多くの人に、このタイの精神に触れていただきたい。けっしてプロのカウンセラーではありませんが、私なりのタイを語らせていただくことで、皆さんの「生き方を楽に」できると確信します。
長い自己紹介にお付き合いいただき、有難うございました。
タイ人の国民性を語る時に欠かせないキーワード。これが「マイペンライ」です。
じつは、自己と他人を肯定する魔法の言葉なんです。「他人に優しくしなさい」とはよく教えられる日本人ですが、「自分にも優しく」してますか?誤解を恐れずに言うなら、タイ人は自分第一主義!自分を許せるから、他を許容する優しさがあるのです。
焦って、パニックになって、辛くて、悲しくて、心折れそうな時に、自分に対して言ってあげよう!「マイペンライ!(問題ないよ。大丈夫!)」この優しさに満ちたマイペンライを追求することで、あなたが抱えるストレスをかなり軽減できます。
私たち日本人は、いろんな悩みや問題に囲まれて生活しています。仕事、学校、対人関係、家族、人生、健康や死の不安、などなど。まさにストレス社会に生きていますね。
タイにはそれらの悩みはないのか?いいえ、タイ人にも同様にストレスはあります。が、それらの解決方法が違うのです。社会の成り立ちが違うので、日本でタイと同じやり方が通じない場合もあります。しかし、タイ人の思考法をとると、今よりずっとラクに物事を考えられるようになります。
これは、当のタイ人たちはあまり気づいていません。あまりにも当り前だから。タイ人の考え方に触れた日本人だからこそ気づく、心のお薬を伝授します。
(個別面談にも応じます。もちろん秘密厳守、ご安心ください。)
セクシャルマイノリティー(性的少数者)が抱える生きづらさって?統計では13人に1人はセクシャルマイノリティー(すでにマイノリティーではありませんね)と言われる時代にあって、でも、周囲や自分自身との葛藤に悩む人達が多いのも事実。
LGBT先進国といわれるタイのように、オープンな社会が早く訪れるといいですね。
当事者やご家族のご相談、また、理解を深めたい方(自治会や企業、各種団体さま)のグループ学習を承ります。
(個別面談にも応じます。もちろん秘密厳守、ご安心ください。)
様々な外国人と日常的に交流することが珍しくなくなった今日、でも、お互いの理解不足から生じる誤解や偏見が存在するのも事実。
「郷に入らば郷に従え」と言うのは簡単ですが、それだけでは問題は解決しません。多文化が共生するとはどういうことか?学校のクラス、自治会や各種組織に、外国にルーツを持つ人たちが少なくない時代になったのです。人種のるつぼと言われるタイの首都バンコク、ここでも、マイペンライの精神こそが、融和の社会を実現させていると言えそうです。
多文化共生の理解を深めるための、ご相談、グループ学習を承ります。